こんにちは! 営業の山崎と申します。週二回のフットサルで汗を流し、リフレッシュするのが日課です! フットサルチームでいつも元気いっぱいですが、お客さまの前では頼れる不動産のプロとして、誠心誠意対応させていただきます。本日はお問い合わせの多い小さい飲食店舗の開業についてお話させていただきます。
小さな飲食店を開業したいと考えている方の中には、ひとりで準備ができるのか、何から始めたらいいのか不安を感じる方も多いでしょう。本記事では、ひとりで小さな飲食店を開業する際に必要な準備について、具体的な手順をわかりやすくご紹介します。ぜひ参考にして、開業への一歩を踏み出してください。
開業準備の4ステップ
ステップ1 コンセプトの設計
コンセプトの重要性を理解しよう
開業を成功させるために、コンセプト設計は欠かせません。これはお店のテーマや「お店らしさ」を指し、お客さまが店内の雰囲気や提供するサービスからお店のイメージを連想しやすくするための土台です。具体的なコンセプトがあることで、ブレのない経営方針を保つことができ、店名や内装、価格設定も自然に決まっていきます。
たとえば「地元産の無農薬野菜を使った健康志向の料理を提供するお店」とコンセプトを決めれば、店名や内装、メニュー構成も自然とそれに合ったものを選びやすくなるでしょう。
5W1Hでコンセプトをさらに明確に
「5W1H」(何を、誰に、どこで、いつ、なぜ、どのように)は、ビジネスのコンセプト設計においても強力なツールです。たとえば、「誰に」という視点でターゲットを「健康志向のある30代から40代の男女」に設定すると、メニューや価格帯も具体的にしやすくなります。また、「どのように」の要素を「新鮮な食材を使ったカウンタースタイルの料理提供」に決めれば、内装や接客スタイルのイメージも湧きやすくなります。
ステップ2 物件選び
資金調達よりも先に物件選びを!
一般的に資金調達が先と思われがちですが、飲食店の開業では、まず適した物件を確保しておくことが重要です。事業計画書を作成する際、物件情報が具体的であることで融資の審査も通りやすくなります。たとえば、開業費用や営業エリアの詳細があると、金融機関に納得してもらいやすくなります。
物件選びは施工業者と一緒に
物件の選定には施工業者の同行もおすすめです。内見時に施工業者と確認することで、希望通りの内装が可能かどうか、その場で確認できます。また、居抜き物件とスケルトン物件のどちらを選ぶかは、お店のコンセプトに合わせて決めましょう。
開業準備のステップ3:資金調達
開業資金の目安は1,000万円
小さな飲食店の開業にはおおよそ1,000万円が目安となります。資金調達が必要な場合、居抜き物件であれば費用を抑えられる可能性もあります。資金の内訳には、物件取得費、内装・設備費、広告・メニュー作成費などが含まれますので、計画的な資金管理が大切です。
開業準備のステップ3:資金調達
必要な資格と届出を忘れずに
飲食店の開業には「食品衛生責任者」と「防火管理者」の資格取得が必須です。どちらも講習を受けることで取得でき、地域ごとに費用が異なるため、事前に確認しておきましょう。また、保健所や消防署、警察署などへの届出も必要です。各手続きの期限に注意しながら、開業準備を進めましょう。
まとめ
小さな飲食店の開業には、細かな準備や計画が欠かせません。まずは明確なコンセプトを決め、それに基づいて物件選びや資金調達を進めましょう。居抜き物件やスケルトン物件など、物件の種類によって費用や内装の自由度が変わるため、自身の理想に合わせた選択が大切です。資格取得や届け出の手続きも忘れずに行い、飲食店として必要な要件を満たしてから営業をスタートさせましょう。
しっかりとした準備が整っていれば、スムーズな開業はもちろん、持続的な経営の基盤を築くことも可能です。飲食店の開業はハードルが高い部分もありますが、正しい手順を踏むことで成功への道が開けます。あなたのビジョンに合ったお店を作り上げ、充実した飲食ビジネスを始めましょう。
サンネットでは、小さな飲食店の開業を目指す皆さまを全力でサポートしています。理想の物件探しから契約まで、丁寧にお手伝いさせていただきますので、何でもお気軽にご相談ください。皆さまの夢のスタートラインに立ち会えることを楽しみにしています!